げたは気が付かなかったのですが、結構たくさんの人が傍聴に来てたみたいで、みなさんに好評でした。
それでもゴキブリは皆さん抵抗があるんですね。
日本の家にいるゴキブリもおいしいみたいですが、家ゴキブリは養殖に向いてません。
養殖するのはマダガスカルゴキブリやアルゼンチンゴキブリです。
両方とも野にいるタイプのゴキブリです。
姿も少し違います。
何より違うのは運動能力です。
野のゴキブリは動きがスローなんです。
養殖も楽にできるそうです。
皆さんゴキブリはさすがにだめですなんて言っておられるのは今の内だけです。
10年後には食糧不足で、食べれるもんなら何でも食べるしかなくなってるでしょう。
げたの質問は10年後の世界の食糧事情を見据えた発言なんです。
そもそも昆虫を食べるのに抵抗があるのは、ただいままで最近はあまり食べてなかったからにすぎません。
世界中で1000種類もの昆虫が食べられています。見た目なんてのはただの偏見にすぎないのです。
人類は石器時代の人糞の化石から大量の昆虫を食べた痕跡が出ることからわかるように、長年昆虫を食べてきたのです。
日本でも戦前では非常にたくさんの昆虫を食べていました。
戦後になって急に昆虫は目の敵にされ、嫌われて、食べられなくなったにすぎないのです。
昆虫は非常に効率よくたんぱく質を作るのです。
白アリなんかは、なんと空中の窒素を体に取り込みたんぱく質を作ります。
また多くの昆虫は排尿をしません。
哺乳類はせっかく作ったアンモニアを尿から排出してしまいます。
そのために大量の水を接種しなければならなくなったのです。
これは哺乳類の大きな役目として、植物への肥料提供があるためです。
昆虫は尿を輩出しませんので、アンモニアに変換せずにたんぱく質を作ります。
そのために食べる量に対して哺乳類よりも効率よくたんぱく質を作るのです。
また、昆虫は不飽和脂肪酸も多く、ミネラルも豊富です、その上薬効成分も多いのです。
また食べるとパワーも出ます、つまり元気になるのです。
これでもまだ昆虫を食べないという人は、どうぞお好きに。
はっきり言っておきますが、サバイバルになってから急に昆虫を食べようと思ってもそうはいかないんですよ。
人間はかなりの回数反復しないと脳の再刷り込みができないのです。
頭でいくら理解しても、しっかり脳にインプットしておかないと昆虫を食べれるようにはならないんですよ。
その点長野県民は現在でも昆虫を食べてる現役です。
長野県こそこれからの昆虫食産業をリードできる立ち位置にいるのです。
10年後は昆虫が現在の畜産を抜いてるものと思います。
魚なんかもこれからは養殖なんです。
そのエサも今は海に依存してますが、将来は海からの飼料は先細りするでしょう、つまりイワシは今ほどとれなくなるでしょう、その後の魚の飼料としては昆虫しかないんです。
ニワトリの飼料の中には今は魚粉が入ってますが、将来はこれが昆虫に変わります。